産業廃棄物となる羊の毛を知り合いからもらって糸を紡ぎ、スカーフを編む、古い書籍の表紙を再利用して手作りで製本したノートを持ち歩く… Izumiさんの物づくりはエコロジーの精神を中心に、それに触れた人たちがホッとして心が軽くなったりワクワクするものを作り続けています。

 

どろどろの羊の毛を洗って乾かし、バラバラになっている繊維を櫛で一定方向に(カーディング) した上で、糸をつむいでいきます。最近は写真のスピンドル(手紡ぎ用の道具) がお気に入り。

 

自宅にあるスウェーデン製の糸車。太い糸にするときに使います。

 

西洋の製本手法(コデックス)で作ったブックバインディング。古い書籍を再利用した手作り製本のノートは手にした人を立ち止まらせる力があります。

 

編み物は5歳、おもちゃの織り機を使い始めたのは10歳ぐらい。19歳のときに本格的に機織りで製作活動をスタートしました。

 

 

イギリスに7年住み、アートカレッジで勉強したり、ヘリフォード(Hereford)という町で学校の先生をしながらアーティスト活動をし、そのときからArtyzumという屋号で活動を始めました。その頃、タウンホールでちょっとした個展も開いたことも。

 

イギリスから日本に戻ってから7年は、主に音楽活動をしながら当時のグループの衣装デザインやメンバーのアクセサリーを作ったりしていました。音楽は、今バンクーバーでもBlack Gospelを続けています。

 

バンクーバーではUBCのキャンパスにあるRegent Collegeという大学院で霊性の神学を学び、現在は仕事をとおしてUBC大学などに通う留学生のサポートなどをしながら、「人がキラキラと生きていける」ためのお手伝いとして、さまざまな活動の主催、広報に尽力されています。

 

Izumiさんのモノづくりは、現在は売るためではなく、こうした活動の一環として、人の気持ちを開いたり、心の緊張をほどくための潤滑油として気の向くままに楽しみながら続けています。

 

 

大量生産、スピード生産したものは長持ちしません。機械で作ったものは負荷がかかっています。人は、製作過程で負荷がかかっていないものを身にまとうことで、心がやすらいだり、軽くなったりします。ずっと使えるものに触れ続けることで人の痛みを取ってくれるんです。

 

Izumiさんの作品は、Izumiさん個人のFacebookでご覧になれます。これ欲しい!と思った方は直接メッセージしてみてください。